暑い夏空の下、早朝からジムニーを走らせて、遠征釣行に向かう。
向かった先は紀伊山地で、確かめたい渓魚のために、暑い夏に山を駆け抜ける。
『夏空』

山に入っても暑さは変わらず…厳しい条件での釣りになりそうな予感がした。
今回はJrと2人で紀伊山地のキリクチを確認するために遡行します!
目的の流れの降下地点まで林道を抜けて行く。
最近の雨の影響で、崩れている場所や落石が目立つ中、慎重に前進する。
何とか到着した駐車地点で着替えていると、アブの大群に囲まれながら支度を済ませた。
入渓地点まで山を下って、出てきた流れにルアーを送ると・・・
『HIT』

ルアーに元気よく飛び出したのは、夏色を纏った綺麗なアマゴです!
ルアーへの反応も夏の反応で、ためらうことなくHITしてくれました。
釣れたアマゴを観察して、写真を撮ってリリースしてから更に先を目指す。
『気温』

夏だから暑いのは当然ですが、遡行していて30℃を超えてくると遡行するペースが上がりません。
こんな時は半身を水の中につかる位の遡行が一番効率的で、かつ汗が出ても気持ち良いです。
今回は半身以上の深場も渡らないといけないので、さっさと浸かっただけですが、夏の釣りは これに限ります。
そんな遡行をしながら、アマゴは飽きない程度にHITしてくれます。
そんな中、Jrがアマゴと違う魚影が見えた!と言って、ルアーを送ると・・・
『イワナ?』

自分で言ったとおりに、狙った魚をHITさせました。
釣れた魚を確認するも、イワナのような気がしますが、どうなのか?
なんとなく顔はゴギっぽいのですが、模様はニッコウに近いような…
観察して、写真を撮ってリリースしてから更に先を目指す。
『渓相』

深い谷の中を遡行して、深場は胸まで浸かって遡行していく。
登って遡行距離が伸びるにつれて、水温は明らかに冷たくなっている。
水温の変化が狙った魚を呼んでくれそうな気がしたそんな時・・・Jrのロッドが綺麗に曲がっていた。
寄せてから慌てることなく引き抜いた魚は、明らかにこれまでとは異なり。
『キリクチ?』

顔の形も紋様の入り方も、これまでに釣れた魚と異なっています。
魚を観察しながら、写真を多方向から撮って、更に観察する。
観察が終わると、もとの流れに帰してやり、2人で夏空を見上げた。
そこから先も遡行は続き、登れるところまで登り切ったので、脱渓できそうな場所を探しながら川を下る。
途中で見つけた脱渓地点から流れを出て、林道を向けてジムニーまで歩き、着替えを済ませて流れを後にした。
今回の釣行、夏空の下での釣行で気温が高かったのですが、良い釣りをすることができました。
キリクチかどうか?遺伝子を調べてみないとはっきりしませんが、キリクチと信じたくなります。
次はどこで何を釣るか? 天気を確認しながら決めたいと思います。
次の釣行も安全で良い釣りができることを願います。
□釣行日:2024年7月30日 □天 気:晴れ □状 況:減水・気温32.7℃・水温13.0℃ □ロッド:kawasemiロッド2023 ×1 kawasemiロッド2024 □リール:17カルカッタ コンクエストBFS HG(改)・23カルカッタコンクエストBFS HG (改)□ ルアー:kawasemiミノー2024 □ 釣果:アマゴ 28匹 イワナ 2匹